技術紹介TECHNOLOGY

当社の加工品は、電気自動車のバッテリーや蓄電池に多く使用されるリチウムイオン電池の電極材やパソコン等の電子機器、その他の精密機器等、多岐に渡って使用されております。
また、お客様とメーカーの橋渡し役として、潜在ニーズや技術情報を先取りし、求められる材料をどこよりも早く提案・提供いたします。

材料加工MATERIALS PROCESSING

福田メタルでは協力企業と様々な技術提携をしながら、非鉄金属・金属合金・各種メッキ材から各種複合材料の脆弱材料まで、幅広い材料の加工に対応しております。 試作・少量生産から量産まで幅広く短納期対応いたしますので、ご相談下さい。

スリット幅

金属には硬い物、柔らかい物、硬いが粘りがあるもの等、様々な性質を持ち合わせたものが存在します。その様な多種多性質の金属箔を、原反より細く長手方向に切断することをスリット加工と呼んでおります。当社では、そのスリット加工において幅精度0.03mmの高精度切断を実現。最小幅も0.8mmより対応いたします。また細幅スリット後のハンドリングも考えご提案させていただきます。

※当社保有全長幅測定器データ

切断面(バリ、かえり)

切断加工において、幅精度と双極をなし重要である切断面の管理については、近年求められる【バリレス】への対応はもちろん可能ですが、当社といたしましては金属には本来適正な切断方法があると考えております。その為『剪断破断』比率の管理や、プレス時のひずみ等を軽減できるような切断方法を含め多種多様な切断管理をご提案できる体制を整えております。

  • バリを減らしたい
  • バリを平均的に発生させてもらいたい
  • 形状を良くしたい

曲がり

スリット加工において、幅、切断面、曲がりは、密接に結びついております。その為、曲がりを安定させようとした場合、幅、切断面管理が重要になってきます。当社はその部分でお客様からのご依頼により、蓄積したデータをもとに、適切な管理が行えます。一度ご相談ください。

複合材

処理のされていない素の金属材料に樹脂、ポリマー等が積層されているものや、異品種金属同士の結合材を複合材と呼ばせていただいております。複合材のスリット加工が何故難しいか、それは切断時に生じる材料抵抗がそれぞれ異なり、硬い物は割れ、柔らかいものは伸びると、一度の切断で違う素材特性が発生するためです。当社はこの部分を解決するべく、それぞれの特性に合わせた、刃物、治工具を使用し適切な加工方法を導き出し、ご要望に対応してまいりました。様々な加工業者を回られて当社に行きついてくださったお客様もいらっしゃいます。一度ご相談ください。

製品巻取り

弊社は様々な巻取り方法に対応しております。基準となるφ300を中心にφ76~φ500まで、紙、塩ビ、ベイク、鉄、細幅用スプール巻きと様々なコア材に巻取り可能です。また、下記のような内容にお困りのお客様一度ご相談ください。『製品をコアの中心に立ち上げてほしい、材料エッジダメージが厳しい】ほんの一部です。
様々なご要望にお応えできる準備がございます。

製品表面が繊細な材料

  • 材質そのものが柔らかく傷がつきやすい
  • 材質表面が鏡面仕上げになっている
  • 材質にコーティングがある
  • 材質にメッキ加工が施されている

上記のような金属材を傷をつけることなく加工いたします。

切断方式の比較

ギャング刃方式はゲーベル、シェアー刃と比較し切断材料のエッジ面ダレ等を軽減できます。また幅精度においても両者を遥かに上回る精度で加工できることやウェイビングやバリ、波打ち、カエリ、だれ、湾曲を抑えられます。但し実現するためには治工具の管理とノウハウが必要になり作業者の力量が不可欠になります。

スリット加工SLIT PROCESSING

精密機械も小型化・軽量化が進み、より精度が求められていますが、当社はスリット加工の分野において十分対応出来る技術を持っております。

加工可能寸法

  • 製品幅:0.8mm – 500mm
  • 板厚:0.010mm – 1.5mm
  • コイル単重:Max 8kg/mm coil
  • 条数:20条位まで
  • コイル内径:50φ~508

受け入れ可能サイズ

  • 幅:520mmまで
  • 外径:1500mm以内
  • コイル内径:76 – 500mm
  • 1コイル単重:2.8t位まで

※材質などにより対応可能範囲が変わりますので、詳しくはお問合せ下さい。